1年生の算数です。『かずをせいりして』という単元です。
バラバラに散らばった朝顔の観察記録カードを,どのようにしたら見やすくなるか考える授業です。
カードに書かれた日付ごとに並べていくことで,何日にどれだけ咲いたかがわかりやすくなります。棒グラフにつながっていく授業です。
子どもたちは日付を見ながら,朝顔の色を塗っていきます。近くに行くと,「何色がいいかなぁ」「見て見て。きれいに塗れたよ」…と楽しそうな声が聞こえてきます。 算数は,計算ばかりではありません。数量を比較することも大切な学習です。それをこんなにも楽しそうに,そして一生懸命取り組めるのは,担任の先生の説明や指示をしっかり聞けているからだと思います。
3年生の図工では,ポスターを作っていました。テーマは『防災』です。国語でポスターについて学習し,実際に描いてみようということで,国語と図工の学習を関連付けて取り組んでいます。 テーマやレイアウトはそれぞれで決めていました。
ポスターなので,文字を目立つようにするための色選びはもちろんですが,災害の恐ろしさを伝えるために,不安になるような色を作って塗っている人もいました。
伝えたいことが伝わるように工夫して作ったこのポスターは,『第37回防災ポスターコンクール』に出品予定です。
この取組から,描いた側も自分の命を守る行動をとることの大切さを学び,作品を通じてその思いがたくさんの人に届けられるといいですね。
2年生は漢字のドリルを使った学習でした。学習した漢字を確認する時間です。子どもたちは担任の先生の指示や説明を聞きながら,読みなどを答えたり,書いたりしていました。
もちろん書けなかったり,間違ったりしてしまうことがあります。でも,大切なのは,その後なんです。
間違ったっていいんです。間違ったら,直せばいいんです。書けなかったら,調べればいいんです。
国語の教科書の後ろのページに2年生で学習する漢字が載っています。そのことをちゃんと知っている人がいました。
書き方や読み方を自分で調べて確認する自主的な学びの姿にたくましさを感じました。
その日の放課後…
16:15~16:30という短い時間でしたが,先生方は6年生の教室にいました。何をしているかということ…先生方もお勉強です。
同じドリルを使っても,学年や学級の実態によって取り組み方は若干異なります。でも,こういった交流をすることで,他のクラスの取組の良さに気付いたり,次の学年のことを考えた指導に生かしたりすることができます。
また,先生方が子ども役をすることで,指示の仕方やタイミングなど,子どもの目線になって考えることができます。
学校全体で取り組んでいる漢字の学習は,高栄小スタイルとして確立し,学年が変わっても継続されるよう,先生方も勉強しています。
文字は『書くこと』から『打つこと』が多くなってきた時代だからこそ,学校では『しっかり書くこと』も大切にしています。